大相撲は地方巡業にも楽しい見どころが満載です!

大相撲の本場所が終了し、次の本場所までの間の楽しみに地方巡業があります。地方に住んでいて生で相撲を観戦できない人はもちろん、本場所を観戦できる人にとっても楽しいポイントが沢山あるのです。

まずは何といっても力士の皆さんと触れ合えるということです。これは勝負に懸けて張り詰めた緊張感がある本場所中には絶対にできない事ことなので、この触れ合いのためだけでも地方巡業に行く価値があるといえます。公開稽古や取り組みの間は難しいですが、握手会などのイベントの際が人気力士の方達と触れ合える最大のチャンスです。

相撲

地方巡業では、間近で幕下から幕内の力士の公開の激しい稽古の模様や実際の幕内力士の取り組みなども見られますが、その間に行われる地方巡業ならではの催し物も見逃せません。例えば、初切と言われる相撲における禁じ手や、めったに決まらない決まり手を分かりやすくユーモラスに実演してくれる催し物があります。普段真剣勝負を繰り広げている力士同士がまるでパフォーマンス合戦をするかのように立ち回る姿は普段とのギャップもコミカルで、地方巡業の醍醐味といっても過言ではありません。

さらに相撲甚句と呼ばれる土俵の上で攻める型・守る型などを唄ったものを美声自慢の力士たちの唄声を堪能できる催しや、大相撲を彩る櫓太鼓打分を聴くことが出来るなど楽しい催しものが満載です。

大相撲のスポンサーと力士の給料の仕組み

大相撲の力士は、日本相撲協会から給料をもらっています。力士だけではなく、呼び出しや行司、床山などの給料も日本相撲協会が支払っています。放映権料や巡業の入場料、国技館の賃館料などが、日本相撲協会の収入源です。スポンサーが出す懸賞金も、収入源の1つです。また、力士は「タニマチ」と呼ばれる後援者から援助を受けることもあります。

十両以上の力士は、関取と呼ばれます。「幕下」以下の番付は、「三段目」「序二段」「序の口」です。幕下以下の力士は、力士養成員と呼ばれています。力士養成員は基本的に無給ですが、場所手当が支給されます。

相撲の力士

大相撲の三役とは、「大関」「関脇」「小結」の番付です。「大関」の上の番付は、「横綱」です。三役より上の力士には、本場所ごとに本場所特別手当があります。横綱は20万円、大関は15万円です。

本場所特別手当とは別に、十両以上の関取には月給があります。横綱は約282万、大関は約234万円、関脇・小結は約170万円です。年に2回、ボーナスとして、1ヶ月分の給料の金額が支給されます。

他に、関取には力士補助金があります。年3回で、金額は25,000円です。また、優勝すれば賞金が支払われます。幕内優勝では1000万円、十両優勝では200万円、幕下優勝で50万円です。